令和5年10月インボイス制度は問題多過ぎ
1つの請求書から、「仕入」と「消耗品」など、費目に応じて複数の仕訳を入力することがあります。これまでは、商品ごとの税込み金額を合計して仕訳を計上すれば、請求書と仕訳で消費税額が一致しました。しかしインボイス制度では、商品毎の税込み金額が記載されなくなる
令和5年10月、新制度スタート すぐ分かる!TKCのインボイス対応ガイド | TKCグループ
税込金額の合計が、適格請求書に記載された税率別の税込金額の合計と異なる場合は、仮払消費税等で差額調整する
小売では税別98円で税込み107.8円で小数点以下切り捨てで107円で販売していたものが、制度適用で複数個買った場合107円x10で1070円(内税90円)から98円x10で980円+税98円で1078円になってします。これは今まで表示していた総額表示は参考価格になって精算してみないと支払い額がわかりません。
節税対策で98円+税を10回にわけて購入なんてことも起きるかもしれません。合計請求書は制度の対象ではないとされると1品ごとに請求書を発行して合計請求書でまとめるなんて技もできます。電子請求書なんてことになれば尚更簡単です
それ以外このような値上げになる場合に誰がその負担をするかで、また問題が発生するかもしれません。
一番は「適格請求書」を発行できない免税事業者との取引で仕入税額控除が受けられなくなることを考えそういうところと取引をしなくなるところが出て来るということも発生すると言われています
そして経理では上に書かれたように仕分けで消費税を分割して発生した差額を算出、調整なんてことまでしなくてはならないようです。
総額表示という消費税分をごまかすための措置をしていなければ外税表示でからまだ問題も少なく移行もできたかもしれませんが、今回はまた小手先の消費税収入を上げるための制度なのかとも思ってしまいます。制度反対の署名などもすすんでいるようですがまだ1年以上あるのでどうなるでしょう