広島土砂災害 行方不明者数把握が問題

２０日未明に広島市北部を襲った土砂災害で、広島県警は２１日午後、行方不明者が５１人に上ると発表した。安否不明者のうち、連絡の取れない人を集計したという。県警は同日朝まで「死者３９人、行方不明者は７人」と発表していた
２１日朝には、広島市の災害対策本部が消防の情報をもとに「行方不明者は３１人」と発表し、県警発表の７人と大きな食い違いが出た。このため同日午後までに、県警と消防の担当者が互いの情報を交換し、同日時点で５１人の不明者がいるとの結論に達した。
広島土砂災害:不明５１人…安否確認で混乱、雨で捜索中　毎日新聞　2014年08月21日

このブログでも20日の朝のニュースで「６人死亡、２４人安否不明」だったのが、22日朝刊には90人超となり、新聞で見たときはいったい何が起きたのかわからなかったのですが、上のニュースだと所在確認の情報に混乱が起きて実数が把握できていないようです。

　そのために初動体制に遅れがでたのではないでしょうか（首相は1時間もゴルフをやっていたようですし）。90人が生き埋めとなれば、もっと機械・人員を送り込んでいたかもしれないし、そこでもし余ったとしても住宅街に流れ込んだ土砂を撤去する作業ができたのに、テレビのニュースの5分くらいの映像では、多くの場所がそのままの状態で山の上のほうで救助に当たる消防署員はいるのですが、土砂をかたずけたりする自衛隊員がほとんど映らないように思えます。

やはりこういう災害のときは、発生前のの対応もそうですが発生後は被害状況を確実に把握して対応を決めるということが大事なのにそれがまだ出来てないということを見せつけているようです