電子書籍への蔵書コピー代行業者急増
個人で紙の本を電子書籍化することは、“自炊”とよばれることをこの記事で初めて知りました。
この自炊がデバイスで電子書籍を手軽に楽しむための手段として注目されているなか、今春ごろからこの書籍スキャンの代行業者が急増し、今では数十社に上るとみられ、1冊350ページを100円以下で請け負う業者が出るなど価格競争も過熱気味だそうです。
記事内の弁護士は「著作権法で許された『私的複製』はあくまで使用者本人がコピーを行うのが原則。外注は認められず違法だろう」との見方を示す一方、「出版社側も読者の需要をくみ、電子書籍の品ぞろえを充実させる努力をもっとすべきだろう」と話している。
商売は、いろいろとあるものですが、これやはり「私的複製」の範囲を維持するのは難しいでしょうね。うちではコピーでも、代行してコピーするものは著作権物で無いものということを前提としてやっていますが、そっくり請け負って電子化しては問題ありだと思います。それがさらに電子データになってしまっては、友達にコピーを上げたりインターネットで共有されたりすればあっというまにコピーが無数に広がってしまいますから著作権保護は難しくなります。そのリスクをも請け負い業者がみているかといえば多分データ化したあとのことは依頼者の管理だと逃げるのでしょうが、良くある場合としてこういう業者からスキャンしたデータが大量にネットに流れるということが多いような感じですがどうでしょう