アイル「iCLUSTA」障害(DDoS攻撃)現在
昨日、アイルから
このたび、弊社が提供するホスティングブランド「アイル」の共用サーバーサービス iCLUSTA におきまして、 2010年1月27日12時55分頃より、全世界140万IPから1時間に4億3000万パケットを超える大規模かつ執拗なサービス妨害攻撃(DDoS攻撃)を受けました。
その結果、長時間かつ複数回にわたりネットワーク(ファイアウォール)が通信障害に陥り、本サービスをご利用中の約40,000アカウントのお客さまに、ウェブサイトへのアクセス不可、メールの送受信不可といった多大なご迷惑をおかけいたしました。
ただし、通信の障害中においてもiCLSUTAは稼動しており、クラック等の被害には遭っておりません。したがいまして、iCLUSTAに収容されているお客さま情報の漏洩や、データの破損はございませんのでご安心ください。
現時点でも、依然として大規模なDDoS攻撃は続いておりますが、問題解決に向け、さまざまな手段での対策を講じた結果、現在、約99.6%のお客さまにおかれましては通信が完全に復旧しております。
という報告が来ました。
「全世界140万IPから1時間に4億3000万パケット」というのは、もう多くの関係のない端末やサーバーを操っていますので、こうなれば本当に攻撃でありテロです。
もし、これで40,000アカウントのFTPログイン情報が漏れたり、サーバーからサイト内データが抜き出されたりしていれば、顧客情報や企業内部情報などの漏洩となり何人の人に影響が出たでしょう。
また今回の攻撃は多くの被害が出ることを狙って、ホスティングサーバーを狙ったのか、次の一箇所を狙う為の練習だったのか、愉快犯なのか、組織的攻撃なのか、攻撃目的もわからなければ次の予測もたたないお手上げ状態です。
やはり、サイバーテロに関して各国の法執行機関の連携だけでは対応できない状態だと思えるので、それを統括する国際機関も必要でしょう。
国としてサイバーテロをやっているかもしれないところもあるそうですので、早目に対応しないと全てが漏洩やダウンしてパニックになってからでは遅すぎます。